皆さんは「茂木健一郎」という東大の教授をご存じですか? 茂木先生は脳科学の第一人者で、テレビの「ザ・プロフェッショナル」やベストセラーの著書もたくさんあります。いくつか先生の本を読んだり、対談のCDをお聞きすると、DNAや国民性、生活習慣などにより脳に特性があるそうです。
アメリカ人は
「iTunes」など社会の枠組みを変えようとする発想がありますし、日本人は車の
「トヨタ」など世界でトップの会社など、他の国には真似ができない優秀さがあります。どちらが優秀であるとかではなく、個性や傾向なのでしょう。
世界の子どもたちと比べて日本の子どもはダントツにテレビやDVD、テレビゲームなどメディアと接する時間が長いです。知識を増すのにはメリットもあるかもしれませんが、
受け身なので脳は活発に働いていていません。ですから脳の発達にはたいして結びつかないのです。
園長の自宅には子どもが生まれてから20年くらいテレビがありませんが、家族そろって生きています。何か見たい番組があるときはお寺に見に行っています。幼稚園ではたくさんのお友達と、身体を使って思いっきり遊んだり、季節ごとの行事を楽しんでいます。
体も心もたくましく成長して欲しいと願っています。
お子さまが幼いうちの子育ては本当に大変だと思います。しかし過ぎてしまえばあっという間です。ご家庭でも大切なお子さまの能力を伸ばすため、しっかり目線を合わせてスキンシップを取っていきましょう。絵本やボードゲームなどたくさん家族のふれあいを持てる、かけがえのない時です。子育てで不安がある方はお気軽にご連絡をお待ちしています。手を取り合って、目に入れても痛くないくらい可愛いお子さんの健やかな成長のために、頑張っていきましょう。
園長 大嶽素宏(おおたけもとひろ)