啐 啄 同 時
小鳥の雛が卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて音をたてます。その機会を逃すことなく、それまで卵をあたためていた親が外から殻をつついて助けます。
【師匠と弟子との関係】を表す「禅語」で、何かをするのに絶好のタイミングを表す四字熟語です。
いたずらに雛が未熟の内に、親鳥が殻をつついたら、生命を失なってしまう可能性もあります。反対に雛が殻を内側からつついているのに、親鳥が知らんふりをしていたら、どうでしょう。雛は殻を破って出ることはできません。
育児でお忙しい中ですが、そっと見守ることも必要です。子育てで大切なのは、共感することです。親子で赤い夕日を見て「ワァー、きれい!」とか「すごく、きれいだね」と感動を共有して欲しいと思います。
さくら台幼稚園では、感受性豊かな子ども達とたのしく前向きに園生活を送っています。絵を描くときは、動物園の絵ではどんなことに感動したのか、匂いや感触はどうだったのか、どんな思い出があるのか、先生と子どもはたくさん話をし、共感しながら、創造力を働かせます。ひとり一人いっぱいイメージをふくらませて、絵筆を持っています。
音楽はたくさん楽器で遊んで、この楽器をやりたいと自ら選択して、楽しく練習をしています。
幼稚園と保護者の方が手を取り合い、信頼できる関係を築くのも大切です。保育の情報を提供したり、気軽な気持ちで子育ての相談をしていただけるように、努めています。
わくわくドキドキの幼稚園生活を過ごせていることに、本当に幸せを感じています。
園長 大嶽素宏(おおたけもとひろ)
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